【製造業の基礎】QCってなに?「検査」だと勘違いしていた話

工場生活
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今回は製造業では必ず聞く(と思います)「QC」について、私の勘違いも含め、簡単に説明していこうと思います。

QCとは

QCは「Quality Control」の略で、品質管理という意味になります。

製造現場では、安全(S)・品質(Q)・納期(D)・コスト(C)の頭文字を並べたSQDCという合言葉のような考え方があります。QCはこのうちのQ=品質を管理する活動、とイメージするとわかりやすいかもしれません。

QC7つ道具と呼ばれる、データを可視化するための手法を使って問題点を見つけ、
改善をする材料をつくり、実際に品質改善に繋げていく役割があります。

例えば、同じ図面をもとに同じように加工しているつもりでも、製品の寸法にはどうしても細かいばらつきが出ます。その数値を記録してグラフなどに見える化すると、「特定の時間帯だけ数値がズレやすい」「特定のロットで不良が固まって出ている」といった傾向が見えてくることがあります。そこから工具の摩耗や条件のわずかな違いといった原因を探り、対策につなげていく――これがQC(品質管理)の基本的な流れです。

大事なのは、見つけた原因をその場限りで直して終わりにしないことです。作業手順や検査のやり方に反映して同じ不具合を繰り返さない仕組みにするところまでが、QCの本来の役割だと思います。ただ測定をしている側からは見えにくい部分ですが、そうやって地道にデータを積み重ねてくれているからこそ、現場全体の品質が保たれているのだと感じます。

よくある間違いとして「Quality Check」が挙げられるかと思いますが、
実は私も入社してしばらくはQuality Checkだと思っていました。

工場のQCという言葉について、よくある勘違いの「検査をする人」という捉え方と、本当の意味である「品質を管理する活動」を対比させた図解。品質を管理する活動には、データを可視化し、問題点を見つけ、改善につなげる流れが含まれることを示している。

上の図のように、QC=検査をする人、というのはあくまで仕事の一部分で、本来は品質を管理する活動全体を指す言葉です。

勘違いの理由

では、なぜ私がQC=Quality Checkだと勘違いしてしまっていたかというと、
前の職場にはQC専門のスタッフがいました。

その人たちの仕事は、私たちが加工した製品に対して、機械から降ろした後に寸法測定を行うというものでした。

もちろん私達加工をしている人も各測定具を使用して測定を行って記録していましたので、
彼らは文字通りチェックをしに来る人だったのです。実際、私の目には「品質を管理する人」ではなく「検査をしにくる人」としか映っていませんでした。

そんな職場環境だったので疑いもしなかったのですが、「QC検定」という言葉を聞いてどのような内容の資格なのかを調べた時に気が付いてしまいました。

クオリティーコントロールなの・・・?
え?世間では改善活動のリーダー的な存在なの?
QC7つ道具!?
QC本来の役割を私の部署で知っている人は居ないんじゃないか?

と色々思ってしまったので、QC検定を実際に受けるかは別として、これをきっかけに少しずつ勉強するようになりました。

当時、実際に購入した書籍はこちら↓

 

みなさんの職場のQCはどのような役割を担っているのでしょうか?
すごく気になります。

そして、私はあまりにも無知でした・・・

今は転職して、別の工場で働いています。QCという言葉自体は、今の職場でも同じように耳にすることが多いように感じますし、データを見て問題を見つけ、改善につなげるという考え方は、どんな職場でも通じる基本なのだと思います。

QCという言葉ひとつでも、知っているようで実は誤解していること、現場にはまだまだありそうです。品質(Q)だけでなく、安全や納期、コストも合わせて理解しておくと、現場全体の動き方がぐっと見えやすくなる気がします。

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以上!ご安全に!

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